不用品を手放す方法には「回収してもらう」と「買い取ってもらう」の2つがあります。同じ業者が両方を掲げていることも多く、違いが分かりにくいのが実情です。この記事では、両者の違いと使い分けを、当サイト掲載140社の情報をもとに整理します。
いちばん大きな違いは「お金の向き」と「必要な許可」
| 項目 | 不用品回収 | 買取 |
|---|---|---|
| お金の向き | 依頼者が支払う | 依頼者が受け取る |
| 必要な許可 | 一般廃棄物収集運搬業許可(市町村ごと) | 古物商許可(公安委員会) |
| 対象 | 値が付かない物も含めてすべて | 再販できる状態の物のみ |
| まとめて処分 | できる | 売れない物は残る |
| スピード | 予約〜当日搬出まで一括 | 査定に時間がかかる場合がある |
ここが重要な点です。一般家庭から出る不要品を「廃棄物として」収集・運搬するには、市町村ごとの一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。一方、中古品として買い取って再販するには古物商許可が必要で、これは都道府県公安委員会が出す別の許可です。両方を掲げる業者は、原則として両方の許可(または許可業者との提携)を持っている必要があります。
奈良県で買取に対応している掲載業者は52社
当サイト掲載140社のうち、買取を提供サービスに掲げている業者は52社です。回収と買取を組み合わせられる業者を選ぶと、処分費用を抑えられる可能性があります。
買取額を作業費から差し引ける業者
- ミライル(生駒市本社)|古物商許可・一般廃棄物収集運搬業許可を保有。査定額を作業費用から差し引く仕組みで費用を抑えられる場合があります。料金は間取り別に明示されています
- エンディール(大阪市中央区・A-LIFE株式会社)|自社直営のリサイクル店を運営し、買取金額を作業費用から差し引く仕組みがあります。1R 1万5000円〜など間取り別の料金目安を公開しています
- コブツマニア(大阪市中央区・GEEKS株式会社)|古物商許可(大阪府公安委員会 第621152103424号)を保有し、回収と同時に買取を行うことで費用を抑えられる点を打ち出しています
- PEAK UP(大阪市生野区)|古物商許可に加えて一般廃棄物収集運搬業許可・産業廃棄物収集運搬業許可を保有。国内外へのリサイクル輸出事業を持つため、買取・再利用で費用を抑えやすい体制です
- アスエル(大阪府堺市北区)|遺品整理士・事件現場特殊清掃士が在籍。「ご遺品のリサイクル率70%超」を掲げ、処分より再利用を重視する作業方針です
- レクリア(大阪府門真市・株式会社Relet)|リサイクルショップ「リレット」を自社運営しており、見積もり・査定費は無料です
- 和歌山リサイクル王|軽トラック1.5万円〜・2トントラック6.5万円〜という明確なパック料金制で、買取実施でさらなる値引きが可能としています
買取を主軸にする業者
- 八船(HASSEN)生駒店|生駒市小瀬町の国道168号線沿いに実店舗。古物商許可・古物市場主許可を保有し、食器・雑貨から家具・家電・骨董品・貴金属・ブランド品まで扱います
- 錬金堂|買取実績1万件を公表する出張買取専門店。大型の家電・家具や大量の不用品にも対応し、一点からでも無料の出張査定を依頼できます
- 出張買取24時|24時間・土日祝日夜間を問わず相談を受け付け、買取できない不用品についても処分に対応しています
- 奈良買取サービス(安原商店)|奈良市を拠点に電化製品・家具などの出張買取・回収を行い、出張査定が無料です
- 奈良リサイクルタイム|大和郡山市拠点。年中無休で、大型家具から貴金属・ブランド品まで幅広く買い取ります
- リサイクルジャパン|近畿6府県に対応する出張買取・回収業者で、買取金額に納得できない場合のキャンセルにも対応しています
どちらを選ぶべきか
買取から相談した方がよいケース
- 製造から年数が浅い家電・家具がある
- ブランド品・貴金属・骨董品・楽器など、中古市場のある品物が含まれる
- 処分を急いでおらず、査定の日程を調整できる
- 点数が少なく、値の付く物が中心
回収から相談した方がよいケース
- 値が付かない物を含めて、まとめて手放したい
- 引越し・退去など期日が決まっている
- 大型家具・家電の搬出を任せたい
- 家一軒分・部屋一つ分をまとめて片付けたい
両方に対応する業者に頼むのが最も効率的なケース
実際に多いのは「売れる物と売れない物が混在している」状況です。この場合、買取店と回収業者を別々に手配すると2回の日程調整が必要になります。買取と回収を同じ業者に依頼すれば、1回の訪問で査定と搬出が終わり、査定額を作業費から差し引ける可能性もあります。
「無料回収」との違いに注意する
買取は「業者が価値を認めて代金を払う」行為です。これに対し、街を巡回して「無料で回収します」と呼びかけるトラックは、積み込み後に高額な運搬費を請求するトラブルが報告されています。買取をうたって訪問し、実際には運搬費を請求されるケースもあります。
次の点を確認してください。
- 古物商許可の番号を公表しているか
- 買取価格を書面で提示するか
- 買い取らない物の扱い(有料か・持ち帰らないか)を事前に説明するか
- 会社名・所在地が明示されているか
手口と対処法は奈良の不用品回収で悪徳業者を避ける完全ガイドで詳しく解説しています。
依頼前に確認したいこと
- 買取額の反映方法:現金で受け取るのか、作業費から差し引くのかを確認する
- 売れなかった物の扱い:そのまま有料で引き取ってもらえるか、置いていかれるかを確認する
- 本人確認書類:古物営業では本人確認が必要です。運転免許証などを用意しておきましょう
- 許可の有無:買取は古物商許可、家庭の不要品の収集運搬は一般廃棄物収集運搬業許可です。両方に対応する場合は、それぞれの裏付けを確認してください
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依頼の全体手順は不用品回収を依頼する手順、見積もりの取り方は不用品回収の見積もりの取り方、当日の進み方は不用品回収当日の流れ、断られる物は不用品回収で断られるもの一覧で解説しています。料金の考え方は奈良県の不用品回収費用相場、業者選びの基準は奈良県の不用品回収業者の選び方をご覧ください。買取に対応する業者の順位と根拠は奈良県の買取対応 不用品回収業者ランキングで確認できます。
品目別に買取の可能性を確認したい場合は、ピアノ・タンス・自転車・食器棚・カーペットの記事も参考になります。
まとめ
不用品回収と買取は「お金の向き」と「必要な許可」が違います。回収は一般廃棄物収集運搬業許可、買取は古物商許可です。売れる物と売れない物が混在しているなら、両方に対応する業者に一度で頼むのが最も効率的で、買取額を作業費から差し引ける場合もあります。奈良県では掲載140社のうち52社が買取に対応しています。「無料回収」をうたう巡回トラックは買取とは別物なので、許可番号と書面提示の有無を必ず確認してください。