生駒市で家具や食器、家電を手放すとき、最初に思い浮かぶのは大型ごみとして出すことだと思います。ただ、まだ使える物をそのまま処分すると、費用がかかるうえに、次の使い手へ渡れば残ったはずの価値も消えてしまいます。生駒市には、清掃リレーセンターへの持ち込みから市が開くイベントまで、ごみにする前の受け皿がいくつも用意されています。ここでは生駒市が公開している案内をもとに、手放す前に検討できる選択肢を順に整理します。
生駒市が説明するリユースの考え方
リユース(再使用)とは、一度使用され不要となったものを再び使用することです。市は、市町村が収集する大型ごみの中にも、実はまだ使えるものがたくさんありますと説明しています。
リユースは、特別な処理を加えずそのまま再使用するため、リサイクル(再資源化)に比べてより環境にやさしい取り組みだと市は書いています。ごみとして処分する際には処分料がかかる場合がありますが、リユースであれば、無料で引き取ってもらえたり、ものによっては買取してもらえることもあると案内されています。
市が挙げている方法は難しいものではありません。リユースショップやリサイクルショップで売る、フリマアプリや買取サイトで売る、地域のフリーマーケットで売る、親戚や知人に譲る、といった身近な手段が並びます。近隣の市の組み立てと見比べたい人は奈良市のリユース活用術も参考になります。
清掃リレーセンターは家具のリユース品を受け取っている
生駒市の清掃リレーセンターでは、不要になった家具などリユースできる物を処理手数料なしで回収しています。集まった物は、市が主催するリユース市などで販売し、ごみの減量やリユースの促進に活用されます。
持ち込める時間と伝え方
搬入時間は清掃リレーセンターの業務時間中で、月曜日から土曜日の午前9時から11時15分、午後1時から3時半までです。祝日と年末年始は除かれます。
運び込むときは、大型ごみ処理券を貼付せず持ち込み、職員にリユース品である旨を伝えます。リユース品として販売できないと判断された物はその場で返却され、処分を希望する場合は大型ごみ処理券などを購入することになります。
家電製品やベッドは回収できません。ほかにも対象外の物があるため、出かける前に清掃リレーセンターへ問い合わせておくと確実です。電話番号は0743-73-6807です。
リユースに向かないと分かった物を市のごみとして出す手順は生駒市の粗大ゴミの出し方にまとめています。
食器はリユース品の即売コーナーで買える
清掃リレーセンターでは、収集された不用品のうち美品の食器類等をリユース品として販売しています。対象は生駒市民で、営利目的の方は除かれます。
展示販売は先着順で1人何点でも購入できますが、混雑時は整理券を発行し、1人3点までとされています。見たい人はリレーセンター事務室へ声をかける流れです。
開いている時間は、朝9時から11時15分、昼13時から15時半までで、日曜日祝日と年末年始は除かれます。
リユース品ですので傷等がある場合があります。現状引き渡しで、売主は瑕疵担保責任を負わないため、現物を十分に見てから購入してくださいと注意書きが添えられています。購入後は返品や返金はできません。
もったいない食器市で譲り、譲られる
もったいない食器市は、まだ使える食器を必要な方に無料で提供する、リユース促進イベントです。コロナ禍により開催を見合わせていましたが、市民から再開を望む声を受けて定期開催されています。
会場はコープいこま(生駒市俵口町758番1号)で、毎月第3水曜日に開かれています。時間は午前10時から午後1時までです。
コープいこまでのもったいない食器市では、当日の持ち込みの食器も受け付けます。12時くらいまでに持参するよう案内されており、開催日以外にコープいこまへ渡すことはできません。
令和8年度の開催予定は4月15日、5月20日、6月17日、7月15日、8月19日、9月16日、10月21日、11月18日、12月16日で、令和9年は1月20日、2月17日、3月17日が示されています。
小型の家電と携帯電話の行き先
そのまま人へ渡すには古い小型の家電にも、資源としての道があります。生駒市では、45リットル以内の透明・半透明の袋に入る電化製品・金属を月2回集めています。
例に挙げられているのは、時計、ラジオ、カメラ、アイロン、電気カミソリ、ヘアドライヤー、電池や電気を使用するおもちゃなどです。このとき電池やバッテリーは収集できません。
使わなくなった携帯電話やPHSは、携帯電話の販売店等の店頭で、メーカーを問わず引き取りが行われています。市でも、月2回の「小型電化製品・金属」の日に集めています。
パソコンは宅配便で引き取ってもらえる
生駒市は小型家電リサイクル法認定事業者であるリネットジャパンリサイクル株式会社と協定を締結し、パソコンの回収とリサイクルを推進しています。
パソコンを含む場合、段ボール1箱分の回収費用が無料になります。無料となる箱のサイズと重量の上限は、3辺合計140センチメートル以内、重量20キログラム以下です。ブラウン管のモニターなど別途料金がかかる場合があります。
回収物にパソコン本体がない場合は、1箱あたり1,848円(税込)の回収料金がかかります。
申込先はリネットジャパンリサイクル株式会社で、インターネット・FAX・電話から受け付けられています。
ダンボール箱は自分で用意し、パソコン等の小型家電を詰めておくと、宅配業者が希望日時に回収へ訪れます。手放し方を比べたいときは奈良でパソコンを処分する方法で確かめられます。
リユースに回せない物の片付け方
ここまでの経路に乗らない物は、市のごみとして出すか、民間へ任せることになります。生駒市では、指定袋に入らないものは大型ごみ処理券を貼って出します。大型ごみと燃えないごみは合わせて月に1回、10点まで収集されます。原則として戸別収集で、事業所から出るごみは市では扱えません。
引越しのようにまとまった量が一度に出るときは、この枠だけでは足りません。上限と運び方は生駒市の引越し不用品の出し方で整理しています。
量が多いときや運ぶ車がないときは、民間へ相談したほうが早く進みます。生駒市へ対応する依頼先は生駒市の不用品回収業者の比較で見比べられます。家庭から出た物の運搬を任せるときは、一般廃棄物処理業の許可を持つ業者かどうかを先に確かめます。売れる物と引き取りになる物の線引きは不用品回収と買取の違いで説明しています。
生駒市でリユースを進める順番
整理すると、家具などはまず清掃リレーセンターへ運び、食器は即売コーナーやもったいない食器市を使います。小型の家電は月2回の「小型電化製品・金属」へ、パソコンは宅配便の引き取りへ回します。
最後に残った物だけを大型ごみか業者へ回すと、手放す量そのものが減り、出費も抑えやすくなります。
制度の内容は年度ごとに見直されることがあります。動き出す前に生駒市のホームページで最新の案内を見ておくと、現地へ行ってから引き返す事態を避けられます。