生駒市で引っ越しをすると、家具や寝具、家電がまとめて不要になります。ところが市の大型ごみは、量に関係なくいくらでも出せる仕組みではありません。出せる数と回数に上限があり、日取りもこちらでは選べないためです。この記事では、生駒市の公式サイトに書かれている内容をもとに、引っ越しで出た不用品を片付ける道筋を整理します。
引っ越しで出るものの多くは「大型ごみ」になる
生駒市は、30cm以下の燃えるものを「燃えるごみ」、30cmを超えるものを「大型ごみ」として分けています。大きさが境目なので、木製の棚やカラーボックスのように袋へ入りきらないものは、おおむね大型ごみ側に回ります。
市が大型ごみの例として挙げているのは、すだれ、じゅうたん、ふとん類、木製家具、ベビーラック、座卓、スケート靴やスキー板などです。引っ越しのときに手放しやすいものが、そのまま並んでいます。植木鉢や土鍋は、燃えないごみの例として案内されています。
大型ごみは原則として戸別収集で、玄関先の道路ぎわなどに出します。収集車が通れない場所や集合住宅の場合は、ごみ集積所などの指定場所での収集になります。生駒市は坂と細い道が多く、団地や高台の住宅地では出す場所が変わることがあるため、手続きのときに確かめておくと当日に慌てません。
なお、店舗や会社から出るごみは市では収集できません。自宅兼事務所を引き払うときは、家庭から出たぶんと分けて考えることになります。
月に1回・10点までという上限がある
生駒市の大型ごみと燃えないごみは、合わせて月に1回、10点まで収集されます。
数え方は単純で、単品で出す場合は1品が1点、セットのものはそれぞれ1点と数えます。棒状のものはひもで束ねて1点と数えます。
ベッド、マットレス、ソファ、机、本棚、カラーボックス、洗濯物干しと数えていくと、上限には思ったより早く届きます。翌月まで待てるなら市の収集で足りますが、退去日が決まっているとそうはいきません。引っ越しで段取りが詰まりやすいのは、まさにこの一点です。
申し込みはインターネットと電話の二とおり
大型ごみの申し込みは、インターネット予約か電話のどちらかで行います。
インターネット受付は24時間対応です。ただし初回に限り電話での申し込みが要ります。排出場所を変更する場合も電話連絡が必要です。
電話で申し込む先は大型ごみ受付センターで、電話番号は0743-85-5374です。
大型ごみ受付センターの受付時間は午前8時から午後4時です。受付曜日は月曜から土曜日で、12月29日から1月3日と祝日は除かれます。聴覚障がい、音声・言語障がいのある方は、ファクスでの申し込みができます。
休日明けなどは申し込みが集中し、電話がつながりにくいことがあります。
申し込みのときは、住所・氏名・電話番号のほか、ごみを出す場所と品目・数量を伝えます。最後に収集日と受付番号が知らされます。収集日の指定はできません。引っ越しの日程が決まっているなら、早めに手続きを済ませておくほうが安全です。
出す日の決まりと、かかる費用
収集日の当日は、朝午前8時までに出します。ごみ1点ごとに受付番号を書いた紙を貼り付けるか、大型ごみ処理券に受付番号を書きます。申し込みのないもの、指定袋に入っていないもの、処理券が貼っていないものは収集されません。回収時の立会いは不要なので、当日に家を空けていても構いません。
有料になるのは「燃えるごみ」「大型ごみ」「燃えないごみ」の3種類です。大型ごみ処理券は1枚300円です。指定袋は1リットルあたり1円で売られています。
指定袋に入るものは袋に入れ、入らない大きなものは1点ずつ処理券を貼って出します。処理券は原則1つに1枚要ります。複数のものをごみ袋に入れて、1枚の処理券で済ませることはできません。
プラスチック製容器包装、小型電化製品・金属、びん・缶、ペットボトル、われもの、有害ごみ、大型電化製品・金属は無料で、透明・半透明の袋で出します。引っ越しでは点数の上限が先に来るため、費用よりも「何点に収まるか」で段取りが決まります。
急ぐなら清掃リレーセンターへ自分で運ぶ
市の収集を待てないときは、生駒市清掃リレーセンター(生駒市東生駒1丁目583)へ自分で運び込む方法があります。運び込めるのは月曜日から土曜日(祝日・年末年始を除く)で、9時から11時15分と、13時から15時30分の二つの時間帯です。
ここでも分別と排出ルールは同じで、分別していない場合は持ち帰ることになります。指定ごみ袋や大型ごみ処理券を用意していない場合は、スーパーや清掃リレーセンター事務所などで先に買い、分別を済ませてから向かいます。指定ごみ袋からはみ出ている場合は、大型ごみ処理券が要ります。
運び込んだごみの積み下ろしは自分で行います。車両の傷付き防止のため、職員は積み下ろしを行っていません。畳など、運び込む量を制限しているものもあります。
車と人手を用意できるなら、点数の上限に縛られず一度で片付けられるのが自分で運ぶ利点です。市の案内では、個人で清掃リレーセンターに持ち込めない場合は、許可業者に依頼することとされています(有料)。
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは別のルート
エアコン、テレビ、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機の5品目は家電リサイクル法の対象で、市では収集していません。ごみ集積場に出すことはできません。
処分の道は三つあります。買い替えるときは、購入する家電小売店に同じ種類の品の引き取りを求められます。処分だけの場合は、その品を販売した家電小売店に依頼します。購入した販売店以外でも有料で引き取ってもらえる場合があるため、近くの小売店に尋ねる手もあります。
販売店へ渡すときのリサイクル料金は、メーカー等に支払うもので、金額は小売店に確認します。収集運搬料金は引き取る家電小売店に支払うもので、こちらも金額は同じ店に尋ねます。
三つめは自分で運ぶ方法です。郵便局で家電リサイクル券に所定事項を記入し、料金を振り込んでから指定引取場所へ運びます。奈良県内の指定引取場所は、大和郡山市のセンコー株式会社奈良支店奈良PDセンターなど3か所です。指定引取場所へ事前の連絡は不要ですが、営業日と営業時間はWebサイトで確認します。
生駒市清掃リレーセンターへ運び込む方法もあります。この場合は指定引取場所までを市が運搬するため、運搬手数料として別途3,000円を受付で支払います。
掃除機や電子レンジのように、45リットルまでの袋に入らない電化製品・金属類は「大型電化製品・金属」として扱われます。この区分に大型ごみ処理券は不要です。
市の収集で間に合わないときの選び方
引っ越しの不用品を市の仕組みだけで片付けられるかどうかは、点数と日取りで決まります。量が上限に収まり、翌月まで待てるなら市の収集がいちばん費用を抑えられます。量が多く、退去日までの日数が足りないなら、清掃リレーセンターへ自分で運ぶか、民間の不用品回収業者に任せることになります。
業者に頼むと、搬出から積み込みまで任せられるぶん費用はかかります。それでも、階段しかない団地の上層階や、二階からの搬出では現実的な選択になります。生駒市の団地やマンションでの搬出は生駒市の団地・マンションの不用品回収で、市内で選べる業者は生駒市の不用品回収業者おすすめ6選で整理しています。
市の大型ごみの手順そのものは生駒市の粗大ゴミの出し方にまとめました。3月と4月は引っ越しが重なり、業者の予定が埋まりやすい時期です。繁忙期の動き方は奈良の引越し繁忙期の不用品回収対策を、費用の見当は奈良県の不用品回収費用相場をご覧ください。冷蔵庫だけが残って困る場合は奈良で冷蔵庫を処分する方法に、買い取りとの比較まで書いています。